日本の平均寿命は、男性が79.4歳、女性が85.9歳です。
(厚生労働省発表、2011年)

 

100歳以上の日本人はいま5万1376人(2012年)もいるのですが、
そのうち女性はおおよそ9割を占めます。

 

圧倒的といっていいほど、女性のほうが長生きなんですね。
女性が長生きなのは、なぜなんでしょうか?

 

いろいろな説があります。
たとえば、ホルモンが影響しているという話。

 

女性ホルモンは、血圧を下げ、高血圧症や動脈硬化を抑制しているそうです。
実際に心疾患や脳血管疾患の死亡率は男性のほうが高い。

逆に、男性ホルモンは、免疫力(病原体と戦う力)を抑制する作用があるそうです。

 

基礎代謝も関係しているそうです。
基礎代謝量は、男性のほうが多い。
だから、女性より早く燃焼してしまう。寿命に早く近づく。

 

激しく燃えるロウソクが早く燃え尽きるように。

 

男性は仕事をすることが多いからという点も影響しているようです。
仕事をしていると、ストレス、過労、生活習慣病になりやすい。

 

実際に女性の社会進出が進んでいる北欧では、
女性の平均寿命の伸びが遅くなっています。

 

このように女性が長生きの理由については諸説ありますが、
どれが正しいかというより、どれも影響しているのだと思います。
でも、これが一番大きい原因じゃないかなあと思うものがあります。

 

それは、

 

「おしゃべり」

 

です。

 

女性っておしゃべりですよね。

いや、悪い意味で言っているのではありません。

 

おしゃべりは人間のコミュニケーションとして、
とっても重要なんです。

 

そして、おしゃべりは、頭を使う。
自分がしゃべるときも、相手の話を聴くときも、
頭をフル回転(?)している。

 

また、おしゃべりのために、外出する機会が多くなる。
刺激が多く、また運動にもなる。

 

おしゃべりすると、気持ちがいいから、
精神面にもいい影響があるはずです。

 

「おしゃべり」が長生きの秘訣というのはあまり聞きませんが、
私の実感です。

 

間違いないと思っています。

 

実例もあります。

 

たとえば、100歳姉妹で有名になった金さん銀さん。
その銀さんの娘4姉妹。

 

テレビでご覧になった方も多いと思います。
銀さんの4姉妹は、長女から順に98歳、94歳、91歳、89歳。

 

平均年齢はなんと93歳です。
しかし、4人とも、とってもお元気なんですね。

 

その秘訣が「おしゃべり」

 

毎日のように4人集まって、何時間もおしゃべりをするそうです。
それが4人の長生き、健康の秘訣だと言われています。

 

逆の例もあります。

 

私の母です。

 

私の母のことは、小冊子などで発表させていただいたこともありますが、
81歳のときに突然おかしくなって、徘徊を始めました。
あっという間に重度の認知症。

 

で、その前はどう暮らしていたかというと、
父が亡くなって一人暮らしになった1年半もの間、
ほとんど人と話しをしていなかったのです。

 

もともと母は人付き合いが好きでなく、
近所付き合いはしないし、
親戚付き合いもほとんどないし、あえて人と関わるのを避けていました。

 

息子も寄り付かない。(今は後悔していますが・・・)

 

誰とも話をしない暮らしをしているうちに、
頭がおかしくなってしまった。

 

そう考えて、間違いないと思うのです。

 

もう一つ。

 

私は、昨年、出身の明治大学のOB親睦会に入会しました。

 

3か月毎に会合があるのですが、
参加者の多くは、70代、80代の大先輩。
ほとんど男性です。

 

ところが、昼食や懇親会となると、
しゃべる、しゃべる。

 

会場がおしゃべりで地響きを起こすような大音響。
傍から見ていて、びっくりしてしまいました。

 

皆さん、お元気なんですね~
(元気じゃない人は参加しないということはありますが・・・)

 

で、名刺をいただくと、
肩書きのオンパレード。

 

もともと役員なり、幹部クラスの方々。
定年退職後も業界やら地域やらで、いろいろ御役目を引き受けられる。

 

だから、いろんな会合に顔を出さないといけない。
外出も増えるし、おしゃべりに花が咲く。
おのずと元気でいられるんでしょう。

 

こんなような実例がまだまだたくさんありますから、
間違いありません。

 

長生きの秘訣で最も大きいのは、

 

「おしゃべり」

 

です。

きっと・・・

 

2013年1月25日

老活コンサルタント 大 竹 夏 夫