男性も女性のお喋りを見習おう!

 

女性のほうが長生き。
なのは,いろいろ要因があると思うが,
その中でも,大きな要因となっていると思うのが,

 

「お喋り」である。

 

両親や,いろいろな老人を見てきて,つくづくそう思う。

 

だいぶ前にCMで有名になった「きんさん,ぎんさん」の
ぎんさんの娘4姉妹をご存知だろうか。
テレビなどで紹介されていたが,
彼女たちは,上は98歳から下は88歳まで。
4人とも元気。
その秘訣が「お喋り」
毎日4人集まって,何時間もべちゃくちゃお喋りをするらしい。
それが元気の素になっている。

 

女性だけではない。

 

私の出身大学の明治には,連合駿台会というOB会がある。
昨年,縁あって推薦をいただき入会したが,
会合に参加してみると,メンバーのほとんどは,60代,70代の男性である。
びっくりしたのは,50名ほど集まったメンバーのほぼ全員が
べちゃくちゃ,べちゃくちゃ喋っているのである。
元気なおじさんが大勢で喋っている光景は,威容であった。
この会のメンバーは,中小企業の元社長や大手企業の元幹部などが多い。
いただいた名刺を見ると,肩書が3つ,4つ,5つと,
いろいろと頼まれて,やっている。
つまり,会社は退いても,いろいろなところで活躍されている。
当然,そうしたお付き合いで,しゃべることが多い。
元気だからこそ,この会に参加しているともいえる。

 

逆の例もある。

 

私の母である。
4年前に父が亡くなってから,実家で一人暮らし。
ピンピンしていたのだが,
いかんせん,しゃべる機会が少ない。というより,ないに等しい。
人付き合いが嫌いだったせいもあって,
散歩のときや買い物のときに会った人と挨拶する程度。
そんな生活を1年半も続けていたら,
頭からおかしくなってしまった。
あっという間に重度の認知症。
病院から老人ホームへ。

 

こんな例からも,お喋りが長生きに関係しているのは間違いない。

 

そして,お喋りといえば,女性である。

 

先日,妻と娘と,池袋東武の喫茶店,アフタヌーンティーに入ったが,
30席はあろうかという席のほとんどが女性。
2人組,3人組,いずれにせよ
べちゃくちゃ,ベチャベチャ,喋っている。
うるさくて娘の声が聞きづらい。
やっぱり女性はお喋りである。
悪い意味ではない。
いい意味で。

 

NHKの元アナウンサーである鈴木健二氏が
自分の著書「老活のススメ」でこう書いている。
「女のお喋りパワーの根源」
「男性は女性のスピーキングパワーに学ぶべきである」
「むしろ男の無口を恥じて,女のように喋ってみようと思うことである」
「女性のように喋ろう。それが70代を男性が乗り切る一つの重要な手段であると断言したい」

 

同感である。

 

老活弁護士 大竹夏夫