「明るい倒産」の弁護士大竹夏夫です。

 

「赤字が続いていて経営が苦しい・・・」

 

「四六時中、資金繰りのことを考えている・・・」

 

「営業を続けたほうがいいのか、それとももう倒産したほうがいいのか、分からない」

 

 

そんな中小企業経営者の方に、倒産を危険度を判断するチェックポイントをお教えします。

 

これらに多ければ多いほど、倒産の危険度が高いといえます。

 

 

もっとも「危険度」というと、倒産は悪いことのように感じてしまいますが、
そうではありません。

 

倒産はデメリットだけではありません。
メリットも多い。

 

なにより、倒産してしまえば、新しい第二の人生をスタートできるのです。

 

倒産が避けられない状況であれば、倒産を決断しましょう!

 

 

このチェックポイントを使えば、倒産の危険度をある程度判断できますが、
実際に倒産するべきかどうかは、難しい判断ですので、
是非、専門家に相談してください。

 

その意味で、このチェックポイントは、我々のような専門家に
相談するべきかどうかの判断材料になります。

 

3つ以上に該当する方は、できるだけ早く専門家にご相談ください。

 

それでは、お待たせしました、
倒産の危険度を判断するためのチェックポイントは、こちらです。

 

 

1 銀行(金融機関)の返済が遅れている。溜まっている。

 

銀行の返済ができていない状態というのは、危険度が高いですね。

 

 

2 銀行のリスケをしている。リスケが長くなっている。元の条件に戻せない。

 

リスケ(リスケジューリング)をしているだけなら、まだ大丈夫です。
もともと財政再建のために、リスケするわけですからね。

 

ただ、リスケをして1年、2年が経っているのに、
いつまでも元の条件に戻れない。元金を払えないとなると、
倒産するべきかもしれません。

 

 

3 仕入代金、下請け代金の支払いが遅れている。払えない。

 

仕入代金は、重要度が高いです。
なぜなら、代金を払わないと、その後は材料などを仕入れることができなくなるからです。
下請け代金を払わないと、下請けに出せなくなってしまいます。

 

こうした代金を支払えなくなっているということは、
資金繰りがかなり厳しい証拠です。

 

 

4 従業員の給与が遅延している。払えない。溜まっている。

 

給与の支払いが遅れている、溜まっている会社は、はっきり言って末期症状です。

 

だって、給与払わなかったら、社員が働かないですよね。
辞めて行ったり、辞めなくても士気は下がるので、ますます営業成績が悪くなります。
 

明らかに負のスパイラルに入っています。

 

 

5 税金を滞納している。

 

税金はなるべく優先して払いましょう。

 

国の回し者というわけではありません。

 

税金を滞納すると、紙切れ1枚で資産を差押えられてしまうからです。
やっかいなんです。

 

払えないなら、まず銀行の返済からストップしましょう。

 

 

6 銀行から追加融資を断られた。

 

業績が悪いと、断られます。
倒産にはまだ早いかもしれませんが、

 

銀行が貸してくれないからといって、
消費者金融やクレジット会社から借りたり、
親や親族・親戚から借りるのは止めてください。

 

被害者が増えるだけです。

 

 

7 消費者金融・クレジット会社から社長個人で借りている。

 

で、消費者金融やクレジット借りてしまったら、やばいです。

 

だって、金利が高いですよ。
銀行融資の数%ではなく、12〜15%でしょう。

 

財政的に悪いのに、さらに高金利を払わないといけなくなったら、
ますます財政再建が難しくなると考えるのが、自然です。

 

 

8 親、兄妹、親戚から運転資金を借りてしまった。

 

親族から借りるときは、普通、金利はありません。
ゼロです。

 

だから、銀行融資よりいい。
と思ったら、大間違いです。

 

そもそも親族から借りるという状況は、もう末期症状です。
親族から借りたお金は、あっという間に資金繰りで消えてしまいます。
まさに「焼け石に水」なんです。

 

お金が足りないからといって、親族から借りるのは、
絶対に止めてください。

 

 

9 ヤミ金に手を出した。

 

最近は下火になりましたが、違法金利で貸し付ける悪いヤツラです。

 

1か月1割の利息が「トイチ」
1か月2割の利息が「トニ」

 

こんな高金利、絶対に返せませんよ!

 

消費者金融、クレジット会社のほうが、まだましです。

 

 

10 手形をジャンプしてもらった。

 

手形を決裁しないと、不渡りになって、事実上倒産です。

 

しかし、払えない。決裁できない。

 

そういうときは、利息ないし手数料として一部お支払いをして、
手形を交換所に持って行かないようお願いします。
新しい手形と交換することも多いです。

 

手形を渡しているということは、
 

崖っぷちに立っている状態、

 

あるいは、拳銃を突きつけられている状態
 

なんです。

 

今月ジャンプしても、おそらく来月もジャンプです。
そのうち、いつかジャンプもできなくなります。

 

 

この10個のチェックポイントで、早めに倒産の危険度を診断してみてください。