代表者:依頼当時71歳
業 種:アパレルパタンナー(個人事業主)
負債額:約110万円

 

Aさんは、アパレルパタンナーとしてMという屋号を使い、個人事業を営まれていました。
ご依頼いただく直前(なんと71歳!)まで、パタンナーとしてお仕事をされており、その収入で、毎月の返済を行っていました。

 

そんなある日、いつもどおり、自宅に帰ろうと歩道橋の階段を降りているとき、足を踏み外して階段から転倒し、大けがをしてしまいました。
その怪我が原因で、仕事が出来なくなり、当事務所に相談へ来られました。

 

Aさんは、若い頃より、アパレルパタンナーとして活躍されており、一時は、従業員数名を雇う会社の代表を勤めており、事業は順調でした。
また、Aさんの夫は、都内でスポーツ用品店を数店舗経営しているという実業家夫妻でした。

 

しかし、近隣に大型のスポーツ用品店やデパートが建ち、夫のスポーツ用品店経営は苦しくなりました。
Aさんは、そんな夫の事業を守るために、自身の事業の収入を援助したり、負債を肩代わりしたりしましたが、なかなか業績は戻りませんでした。

 

そして、Aさん夫婦は、所有していた不動産を売却、金融会社等から借入を行うこととなりました。

 

Aさんが62歳の時、夫が病気で亡くなってしまいました。
Aさん夫婦には、子供がなかったために、Aさんには負債だけが残ってしまいました。

 

しかし、Aさんはとても真面目な方なので、怪我をするまでの数年間、自身の生活を切り詰めてでも毎月返済を行っていました。

 

ご依頼いただいた際は、怪我のことや負債のことで、Aさんに笑顔はなく、ご自身の事もあまり話して頂けませんでした。
当然だと思います。

 

しかし、手続きを一緒に進めるうちに、必要な書類を集めたり、申立書を作成したりする中で、徐々に、ご自身のことを話してくださるようになりました。

 

そして、手続きがすべて終わったころには、すっかり笑顔になっていらっしゃいました。
なお、現在は怪我も完治して、再び友人のパタンナーさんと一緒にお仕事をしていらっしゃいます。