代表者:依頼当時66歳
業 種:化粧品輸入販売
負債額:法人約500万円
    代表者個人約50万円(このほか会社の保証として約400万円)

 

LJ社は、韓国で化粧品や栄養補助食品の輸出入・販売をしているL社の日本支社的意味合いで、平成元年に設立されました。設立当初から、Tさんが韓国本社からLJ社の運営をすべて任されていました。

 

LJ社は、韓国本社が取り扱っている商品の一部を輸入し、それを日本国内で会員向けに販売していました。しかし韓国本社が日本向けの広告に費用をあまり掛けたがらなかったことと、商品自体があまり日本人受けしないものだったことから、日本で会員を増やすことはとても大変で、LJ社は常に赤字経営になっていました。

 

LJ社のこの赤字の大部分は、韓国本社からの援助で補っていましたが、それでも足りないときは、Tさんが連帯保証人となりノンバンクからの借入れをして賄っていました。

 

平成15年、韓国本社の意向で、LJ社は外部から代表取締役を迎えることになりました。韓国本社としては、Tさん以外の人間が経営に携われば、LJ社の経営の建て直しができるのではないかと考えてのことだったようです。Tさんは、これを機にLJ社の役員を退任しました。

 

しかし、韓国本社のもくろみに反して、代表者が代わってもLJ社の売上げはまったくあがらず、その一方で、広告宣伝費用等の経費だけが嵩むという結果となりました。そして新しい代表者は早々に退任してしまいました。

 

このことから、韓国本社はLJ社にこれ以上援助をしても日本での市場が拡大する見込みはないと判断し、LJ社に対する援助打ち切りを決定し、TさんにLJ社を閉鎖することを求めてきました。

 

しかし、LJ社にはノンバンクからの借入れが500万円ほど残っていたため、会社を閉鎖することができず、困ったTさんはレセラに相談にいらっしゃいました。

 

Tさんは、弁護士から破産について説明を受け、LJ社とご自身について破産申立てをすることを決心されました。

 

その後LJ社とTさんは無事に破産手続きを終え、現在Tさんは、生きがいになる仕事を見つけ、ご高齢ながら現役で頑張っていらっしゃいます。