代表者:依頼当時40歳
業 種:WEBデザイン
負債額:法人約1300万円
    代表者個人約4000万円(このほか会社の保証として約1000万円)

 

D社は,代表者のMさんがそれまで勤めていた会社を退職して独立し,ホームページの制作やデザインを主な業として,平成15年に設立されました。

 

設立当初は,これまでの人脈を頼りに,紹介で顧客を獲得するのがやっとの状態でなかなか軌道に乗りませんでしたが,5年目の平成20年に中堅の出版社の業務を請け負うことになり,従業員を雇い,体制を整えました。

 

その直後にリーマンショックにより景気が悪化し,そのあおりを受け,取引先の倒産や業務縮小が相次ぎました。

 

出版社からも当初想定していたほどは受注がなく,売上げは減る一方だったため,経費削減のため従業員を解雇しましたが,焼け石に水です。

 

運転資金としてMさんの個人名義で借入れを行い,補填しましたが,状況は全く改善されずに赤字が増えるばかりでした。

 

Mさんは,独立して3年目の平成18年に念願のマイホームを購入していたのですが,平成22年には住宅ローンの支払いができなくなってしまったのです。

 

どうしても家を手放したくない一心で,Mさんの妻名義でサラ金から借入れを行い,住宅ローンだけは何とか支払っていましたが,総量規制で新たに借入れを行うのが困難になり,また,平成23年の東日本大震災の影響で,受注は最盛期の10分の1程度まで落ち込み八方ふさがりの状態に陥りました。

 

Mさんは精神的に追い詰められて自殺まで考えましたが,残された家族のことを思い踏みとどまり,レセラに相談にいらっしゃいました。

 

D社と代表者のMさん,そして住宅ローンのためサラ金から借金をしていたMさんの妻も一緒に自己破産の申立を行い,マイホームを手放すことになりましたが,数千万円の借金から解放され,現在では夫婦ともに新天地で元気で過ごしていらっしゃいます。