日本経済新聞社の報道によると、中国の太陽電池大手、サンテックパワーが破産したそうです。
サンテックパワーは2010年に世界シェアでトップに立ちました。
後発ながら価格の安い太陽電池パネルで、日本のシャープや三洋電機(現パナソニック)を圧倒しました。
しかし、最近は、世界的な供給過剰による販売不振や価格下落で、資金繰りが悪化したようです。
中国国営の新華社によると、サンテックに資金を貸し出した銀行が5月18日に、サンテックの破産処理を申請。
無錫市中級人民法院(地裁)が5月20日に受理。
債務総額は1100億円を超えるそうです。
液晶・太陽電池を得意とするシャープもこのところ経営不振が取りざたされています。
一時は補助金を活用して家庭用の太陽電池の販売が伸びましたが、
補助金が打ち切られたりして、販売が落ち込みました。
何でもアップダウンはつきもの。
悪くなったときにも、売り続けられるか、利益を確保できるか、
そこが経営の要になります。
そこを乗り越えれば、企業を継続させることはできます。
しかし、ダメだったときは、ときとして諦める潔さも必要です。
早めに破産を決断しないと、被害が増える、被害者が増えることになりかねません。
いずれせよ、経営不振に落ったならば、まずは早めに「明るい倒産」にご相談ください。
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明るい倒産主宰 弁護士 大 竹 夏 夫