企業が倒産に至るまでには、いくつかの段階があります。
1 正常段階(緑)
営業利益が出ていて、それで銀行ローンの返済もできている状態。
倒産の危険はありません。
2 非正常段階(黄)
代金の支払いが遅れたり、返済が遅れたりしている段階。
売上減少等により入金より支出が多い状態。
銀行に追加融資を受ける必要があります。
早期に正常段階に戻す必要がありますが、営業赤字ではかえって悪化します。
3 危険段階(赤)
営業赤字が続き、債務超過に陥った状態です。
銀行からの追加融資も受けられません。
運転資金を得るために、消費者金融から借りたり、知人から借りたりします。
しかし、そうしたお金はあっという間になくなります。
営業黒字に転換できなければ、次の段階に進まます。
4 緊急段階(赤点滅)
もはや消費者金融からも借りられなくなり、
両親や親戚から借りたり、ヤミ金から借りたりします。
そうなると、自分や家族の生活まで支障を来たします。
末期状態です。
5 停止段階(黒)
営業休止し、会社は休眠。
収入も資産もなく、借金だけが残っている状態。
この段階では会社はもはや死んでいるのと同じです。
企業が倒産するときは、以上のような段階を経ています。
危険段階になったら、必ず、1日でも早く専門家=弁護士にご相談ください。
本来なら非正常段階で弁護士にご相談いただくべきです。
次の危険状態になったときの対処が迅速にできます。
あなたの会社を緊急段階や停止段階にしないよう、
早めに専門家にご相談することをお勧めいたします。